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「What is ”Mongorinara” in the coasts of northern Hokkaido?
(道北海岸のいわゆる「モンゴリナラ」とは何か?)」

 

永光 輝義(森林研究・整備機構 森林総合研究所)

Abstract 

  カシワの北限より北の北海道北部の海岸には、林業関係者が「モンゴリナラ」と呼ぶミズナラの海岸エコタイプがある。宮部金吾は、北海道主要樹木図譜でこのエコタイプを「カラフトガシワ」と呼んで、Quercus mongolica Fisherとみなした。そのため、今では「モンゴリナラ」と呼ばれている。一方、大場秀章は、日本の野生植物木本でこのエコタイプをカシワとミズナラとの雑種とみなし、Q. mongolica Fisherは日本に分布しないと述べた。まず、この論争に決着をつける(Nagamitsu et al. J Plant Res 2019 10.1007/s10265-018-01079-2)。次に、集団ゲノミクスをもちいて、このエコタイプが生まれた歴史を探りたい。

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