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生き物好きの延長線上にある自然誌研究

福山 伊吹   博士(北海道大学 北方生物圏フィールド科学センター・JSPS特別助教)

要旨

 子どもの頃から生き物が好きで、川で魚を採り、山でヘビやカエル、昆虫を探してきました。大学に入ってからもやっていることはあまり変わらず、日本各地やボルネオ島で生き物を追いかけながら、爬虫両生類を中心とした研究を続けてきました。新種のカエルやトカゲの発見、予想もしなかったヘビの色彩多型や捕食・逃避行動など、これまでの研究の多くは、最初から明確な仮説を立てて始めたものではありません。まず野外で生き物を探し、観察する中で得られた発見を出発点として、研究へと発展させてきました。

 一方、そうした一見小さな自然史記録の積み重ねが、大規模な比較研究や進化研究を支えることもあります。本発表では、幼少期の生き物探しから、東南アジアでの分類・自然史研究、ヘビの進化研究、そして最近取り組んでいるサンショウウオの操作実験まで、自分がこれまでどのように研究してきたのかを紹介します。その中で、生き物を実際に探し、観察し、記録することから研究を始める面白さや、自然史研究の意義についてもお話ししたいと思います。


演者researchmap:https://researchmap.jp/ibuki_fukuyama

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